~あんでるせん手芸のススメ~
皆さま、【あんでるせん手芸】って知っていますか??
これは、30年以上前に
「広告チラシなどを利用して籐かごの様な風合いを出す、全く新しいペーパークラフト」として
[一大ブーム] を起こした画期的な手芸なんです。
省資源・資源再利用の風潮にシフトしだした時代背景もあり、
当時は大人気のペーパークラフトだったんですよ♪
ネットで検索してみると、様々な作品が作れる事が伺い知れます。
インテリア小物から、なんと!家具まで作れちゃうんだからスゴイよね~♡
そこで、私もたくさん作ってみたのですが、
材料を『広告チラシ』にするよりも、
もっと使いやすい、良いモノあるじゃん!と発見したので
今回はその紹介と簡単な作り方レシピをびらかして行こうと思いまっす♪
それでは本日も行ってみましょーーー♪
皆様のお家にもあるんじゃないでしょうか??
○通販カタログ。
これ、一度見たら タダのゴミになっちゃうでしょ?
でも、捨てないで!!!
良いモノ作れますから♪
や。ほんとマジで。
騙されたと思って この続きをご覧くださいね♪
適度に厚すぎず、薄すぎず、光沢のある紙質のものが良いです。
※太さを統一したいので、
バラバラな紙質の"広告チラシ"より、"古雑誌"を利用した方が断然扱いやすいのです。
仕上げは普通のニスでも良いですが、やはりココでは本家本元を紹介いたします。
○あんでるせんコート液。
仕上げ剤です。 全8色。
(マホガニー・オーク・クリヤー・ワインレッド・モスグリーン・ブルー・レッド・イエロー)
○あんでるせん うすめ液。
あんでるせん液が粘ってきた時に これで薄めます。
手についたあんでるせん液も、キレイに落ちます。
○あんでるせん 巻棒。
紙が巻きやすいように溝のついた巻棒です。
※私は一番細いS(3mm)サイズを使います。
○木工用ボンド
乾いたら透明になる物を選びます。
○はさみ
固い物を切るので、しっかりしたものを使います。
○カッター&アルミ定規
雑誌を同じ大きさに揃えてカットする為。
○両面テープ
セロテープでも可能ですが、薄い接着テープの方が良いので、ここでは両面テープを使います。
〇ボール紙
厚紙なら何でもOK。
○アクリル絵具
無くても良いのだけど、これを塗ると光沢が増すし、
色の調整ができるので、私には必須アイテムです♡
あんでるせん資材のお買い求めは此方が便利です♪→e-annasakka
(1)
まず、古雑誌を縦半分(=幅約11cm)にカッターで切り落とします。
(2)
切り落とした紙をあんでるせん巻棒(細)を使って 斜め45度に巻いていきます。
(3)
途中1・2回きつく締めながら巻き、最後にボンドをつけてとめます。
(4)
「くるくる棒」の出来上がり。(=何本必要かは不明。爆)
・・・ひたすら巻きましょう。(根性の見せ所w)
(5)
工作する時は、【巻き始めの細い部分】と、【巻き終わりの太い部分】を
ボンドで繋ぎながら使用します。(強度を出す為)
(6)
空き缶や空き箱など、土台を用意します。
今回のサンプルは クラフト筒を高さ12cmに切り、土台を自作してみます。
(※空き缶・空き箱を利用する場合はこの工程をすっ飛ばしてくださいね)
(7)
のこぎりで切った切り口はサンドペーパーで磨けばキレイに仕上がります♪
(※空き缶・空き箱を利用する場合はこの工程をすっ飛ばしてくださいね)
(8)
ボール紙(厚紙)を用意し、底面を作る為、↓下の写真の様にカットします。
・直径・外円×2枚、
・直径・内円×1枚、
・内円より一回り小さいもの(-2mm程)×1枚、
(※空き缶・空き箱を利用する場合は 外円×1、内円-2mm(直径)×1だけを用意してください)
(10)
まず、外円サイズの厚紙とクラフト筒の切り口をボンドで貼ります。
(※空き缶・空き箱を利用する場合はこの工程をすっ飛ばしてくださいね)
(11)
次に、内側から底面にボンドをたっぷり塗り、内円サイズのボール紙を貼ります。
隙間ができない様に、ボンドは多目に塗る方ががGood!
これで土台が出来ました♪
(※空き缶・空き箱を利用する場合はこの工程をすっ飛ばしてくださいね)
(12)
始めに作った「くるくる棒」を残りのボール紙(=台紙)にボンドで貼ります。
この時、台紙から少しはみ出る様に、若干大きめに貼りましょう。
(13)
ボンドが乾いたら、台紙からはみ出した部分をはさみで切り落とします。
キレイに切れました♪
(14)
これを土台の底面にボンドで貼ります。(内側)
(15)
外側の底面にも貼ります。
(16)
内側・側面の高さに合わせ‥
(17)
くるくる棒を切り揃えます。
5)の工程で繋ぎながら同じ長さにカットします。
(18)
10本位(扱いやすい数だけ)束にし、縦横・平行に揃え、両面テープで固定します。
数は必要なだけテキトーに用意しましょう。(爆)
(こうしておくと後の作業がラクチン♪なのだ。)
(19)
土台の内側側面にボンドを塗り、18)の束を隙間なく貼っていきます。
(20)
17)18)同様に、今度は14cmに切り揃えたくるくる棒を用意。
土台外側もボンドで貼っていきます。
(外側はボンドが乾くまで安定しない(剥がれやすい)ので、
ハンカチか何かを巻いて押さえ、ボンドが乾くまで固定します。)
(21)
底面はこんな感じ♪
なるほど。
たかが紙と思ってましたが、侮るなかれ!
作り方によっては家具など耐久性を求められるモノでもこの材料で作れそうな気がしてきましたっ!!
(22)
ボンドが完全に乾いたら、アクリル絵具で薄く着色します。
こちらは"マースバイオレット"。
(23)
これはちなみに"スカーレットレッド"。
(24)
アクリル絵の具が完全に乾いたら あんでるせんコート液(ニス)で仕上げます。
今回はマホガニーで仕上げました。
程よく下地の色が透けて、アジアンテイスト全開ですね♡
(25)
*おまけレシピ*
22)23)でアクリル絵具を塗る際、ラメ系の絵の具(今回はコパー&ゴールド)も混ぜて使うと
[ラメの光沢]と[ニスの光沢]。
ダブルの光沢で輝きが増し、工芸品っぽい美しい仕上がりになります。
※但し、アクリル絵具を厚塗りすると
あんでるせんコート液の強度(浸透度)が弱まるので、
その場合は水性の透明ニスで仕上げる事をお薦めします。
エコな資材で出来ちゃう あんでるせん手芸。
いかがでしたか?
皆様もちょっとした時間の隙に、くるくるっと作ってみませんか?!